道の駅うすいさんで販売されている「春ばあちゃんの手作りキムチ」が美味しくて、
先日お話を伺ってきました。
はるやま食品さんは、春山花子さん(通称:春ばあちゃん)が、
90年前に韓国から飯塚に嫁がれて、ご家族のために作られていたキムチを、
近所にお裾分けされる方からはじまりました。
それから評判となって、今では3代続く名店となって地域に愛されています。
朝6時から(以前は3時から!)製造は始まり、1日100kgの白菜キムチを総出で手作りされて、
12時には店頭に作り立てが並びます。
春ばあちゃんのキムチは、シンプルで素材を活かして、飽きのこない優しい味。
秘伝のヤンニョム(キムチの素)は唐辛子・ニンニク・醤油・塩のみ。
これが美味しいし、嬉しいですね。そして、料理の味付けに重宝します。
茹でた蕎麦を水で締めて、ごま油やきゅうりと和える簡単油そばにもヤンニョムで一味美味しくなります。
孫にあたる岩本毅さんは、大学卒業後韓国に留学し、そこでの経験が家業を継ぐきっかけとなり、
17年前に代表となられてからは、大量生産で機械製造となっていたキムチだと、
品質を損なうと感じ、手間のかかる手作りに戻されて、春ばあちゃんの美味しさを追求されています。
やはり、機械だと旨味や水分が流れ出てしまって美味しくないのだそう。
だからこそ、飽きのこない日常に寄り添う味になっているのです。
手作りの品質を評価する声も多く、価格が上がってもリピーターが増えたそうです。
寒北斗のお酒は、ちょうど春のにごり酒が出ていたので、マッコリのような感覚で、
山芋やネギキムチと合わせましたが、クリームチーズやさきイカといった、おつまみキムチなどの
商品開発にも余念がなく、酒の肴にもってこいです。
キムチのおすすめの料理は、豚キムチだそうです。豚バラを炒めて、醤油や砂糖を入れてキムチと一緒に炒めて、
水を少し加えることで味が濃くなりすぎないようにするそうです。
早速豚バラを買いに行かないと!
今後は、以前やっていたランチやお惣菜販売を復活させる構想はあるものの、
もっとずっと愛してもらい、春ばあちゃんの味を長く守り続けることを、一番大切にされているそうです。
素敵なお話、どうもありがとうございました!
広報_アオ