先日ご紹介しました、酒蔵から目と鼻の先にあるCacio(カチョ)さんは、
ミラノ出身のシモーネさんと奥さまで、手作りされるイタリアンチーズ工房です。
シモーネさんは、イタリアではジムのインストラクターをされていたそうですが、
退職後に日本での語学留学をきっかけに、移住されました。
幼少期にミラノの市場で、チーズショップとカフェを営まれていたお婆さまの影響もあって、
日本でご自身のアイデンティティを見つめ直し、チーズ職人の道が開けたそうです。
都会より田舎が好きなご夫婦が、巡り巡ってたどり着いたのがこの嘉麻市。
昨年オープンされたばかりの工房は、料理人に一目置かれる存在で、
メディアにも取り上げられ人気はどんどん広がっています。
お邪魔した時は、主力商品であるハード系のチーズ作りの最中で、
温めた牛乳に菌を入れ、プルンと固まった状態のものを切って、
ホエイ(乳清)を出しながら、型に入れられている所でした。
大きな工場では全て機械でする所ですが、食感や味を大切にされているので、
手作業で切って切って、汲み分けるという手間暇かかる作業です。
120リットルの牛乳から取れるチーズは、ハード系だと10%程…。
ありがたい美味しさの塊ですね。
どれくらい水分を出すかで食感や風味が変わるそうなので、いろんなチーズを試してみたいです。
シモーネさんのチーズは、道の駅うすいさん、カホテラスさんやオンラインショップで購入できます。
また、工房でもいらっしゃる間(約15:00-18:00)は購入できるそうですので、
寒北斗お越しの際はぜひ、Cacio(カチョ)さんにもお立ち寄りください!
広報アオ