今から30年前、その物語は始まりました。

寒北斗酒造(創業時は玉の井酒造)が誕生したのは、享保14年。
それから約300年にわたり、愛される酒造りを続けてきました。

享保14(1729)年、初代矢野甚五平によって、玉の井酒造(後の寒北斗酒造)は誕生しました。日本酒造りにとって命ともいえる水は、英彦山系の雄峰・馬見山の湧き水を集める、清らかな嘉麻川の伏流水。その清澄な水を屋敷内の2つの井戸から汲み上げることができたため、感謝の想いを込めて「玉の井」と命名しました。それから約300年にわたり、日本酒造りに適したこの地で、たくさんの人々を笑顔にする酒造りを続けてきたのです。

新たな物語の始まりは30年前。
「福岡の銘酒づくり」が動きだします。

日本中が美食ブームに沸く昭和59(1984)年、「福岡を代表する銘酒をつくりたい」と熱望する酒販店から相談を受け、新しい酒造りへの挑戦を決意。試行錯誤を経て辿り着いたのは、地元で古くから愛されてきた“福岡らしい味”を大切にしたお酒でした。酒米も可能な限り地元で栽培されたものを使い、飲み飽きることのない、気品ある味わいを追求した結果、「寒北斗」が産声を上げたのです。北斗星を信仰する地元の北斗宮の“北斗”をつけたその名には、「地元を愛し、原点を大切にする」という想いが込められています。

宿命の美酒は看板商品となり、社名も寒北斗酒造へ。
次の30年に向け、物語は続きます。

昭和60(1985)年に「寒北斗 本醸造 生酒」を発売して以来、吟醸・純米吟醸・大吟醸と種類を増やし、全国のコンクールで数々の賞を受賞。平成20(2008)年には、「寒北斗 吟醸酒」を全国酒類コンクールで日本一に選出いただきました。常に最高のものづくりを目指し、品質向上への挑戦を続けてきた中で、「寒北斗」は玉の井酒造の看板商品へと成長を遂げていたのです。
開発時の想いが実り、平成23(2011)年には社名を寒北斗酒造へ改称。平成27(2015)年には、「寒北斗」生誕30周年を迎えることができました。さらに私たちは、これからの30年に向けて、若手蔵人の育成・新たな季節酒「shi-bi-en」の開発と発売・国登録有形文化財への登録など、様々な活動に力を入れて取り組んでいます。これまで継承されてきた300年の伝統を守り続けるだけでなく、時代を越えて愛されるお酒造りのため、常にチャレンジを続けていく。新たな物語はもう、始まっています。

会社概要

会社名 寒北斗酒造株式会社
所在地 〒820-0302 福岡県嘉麻市大隈町1036-1
営業時間 9:00~17:00
定休日 1月1日~1月3日
TEL 0948-57-0009
Mail cristal_tamanoi@yahoo.co.jp
創業 享保14年(1729年)
会社設立 大正3年(1914年)
資本金 1000万円
代表取締役社長 杉田 祐二
従業員数 常勤10名、季節4名