皆さん織田廣喜美術館をご存知でしょうか?
この美術館は嘉麻市になくてはならないもので、嘉麻を訪れる際には必見の観光スポットです。
嘉麻市民で知らない方は、ぜひ!!行ってください!
訪れると先ずは建物のユニークさ、そして広々とした公園に心奪われます。
贅沢に広々と空間をとってあるので、散歩したりベンチでぼんやりのんびりしたりと
穏やかな気持ちにさせてくれます。
織田廣喜氏の作品には初めて触れましたが、独特の色使いや筆のタッチに、心地よい違和感を覚えました。
ご案内いただいた学芸員の松尾さんによると、
あるものをそのまま描くのではなく、心象風景として織田氏のフィルターを通した世界が表現なされて、
どこにも見たことのない唯一無二の作品となっているそうです。
作品から受け取るメッセージは来館者それぞれ。
感情や体調によって感じ方が変わるような作品で、
この日、代表作ではなくフランスの美しい空の色が心に残っています。(明るくてパステルな何かを欲してたのでしょうか…。)
この建物は、徳岡昌克氏によるもので、建築賞も複数受賞されていますが、
織田氏によるイメージスケッチも元にあって異彩を放っています。
2つの対峙する大作「讃歌」と「水浴」のために作られた空間は、自然光の入る広々としていて
ソファーに座ってずっと鑑賞される方や、何度も足を運ばれる方など、
様々なフィルターで感じて、心に落とし込まれています。
大作「讃歌」は、当時物があまりなかったので、リラさんが布を継ぎはぎしてキャンバスを作ったそうです。
それが尚更良い味わいになっていたり。


織田氏は絵を描くために生きて、生活の全てが絵の中にあったよう。
その彼を献身的に全面的に支えた夫人のリラさんや、
ご子息との生活が垣間見える2人の写真家の作品も展示されています。
リラさんの赤い帽子
作品の中にも赤い帽子少女の作品や、リラさんが新婚当時にかぶっていた帽子が展示されています。
この赤い帽子がこの美術館のマークともなっています。
洋画家織田廣喜の経歴など詳しい情報は、HPをご覧ください。
美術館は、当時の町長が美術に精通し、織田氏の作品を後世に残すべきものとして、
設立された市立(旧町立)美術館です。
全国見渡しても市立で個人名を冠した美術館は珍しい存在であり、
これもひとえに、多くの人々が氏の作品と、彼自身の人柄に惚れ込んだ結果であるそうです。
聞けば聞くほど、この美術館の魅力を嘉麻市の皆さんに知ってもらいたい!
当館では、絵本作家さんの原画展を企画されたり、
オダビ展と言う、地元の作家さんやコレクターに展示室を無料で開放し、作品を発表する場を提供したり、
アートキッズ事業として、子どもたちが美術に触れ、自分たちが感じたことを自由に表現する講座を開催されたり、
鑑賞教育によって「正解がない」アートの見方を伝えられたりと、市民の方々に向けて様々なPR活動をされています。
毎年、魅力的な絵本企画展が開催され、只今柴田ケイコさんの絵本原画展が開催中です。
市民の方には身近に感じてもらえる展覧会ですね!
美術館内のサロンは、無料で解放されているので、
学校帰りや散歩中にでも立ち寄ってゆっくりできます。
土曜日は、高校生以下は無料で観覧できるので、
ぜひ織田氏の作品に触れ、答えを探すのではなく、ただどう感じるのか大切に、
心を豊かにしていただけたらと思います。
この美術館を知らずに、嘉麻市に暮らすのはもったいない!
松尾さんのガイドのおかげで、より深く美術に触れることができました。
ありがとうございます。
美術館の皆さんにも心から感謝します。
広報_アオ
館内には郷土館も併設されていて、いにしえの暮らしに思いを馳せることができます。(入場無料)















